【2021年度東大寺学園中学校】入試結果と絶対取りたい1問(算数)・渾身の1問(算数)

こちらは東大寺学園中の2021年度の入試結果です。

2021年度入試では、176名から200名へ定員増を行ったことにより、合格者数も前年度361名から今年度400名と大きく増加しました。倍率も前年度2.52倍から今年度2.16倍と落ち着いた入試となりました。
しかし、もともと倍率2倍を超える入試倍率ですから、受かりやすくなったという印象はあまりありません。やはり一定の学力がないと合格しづらい人気校と言えます。
算数を昨年と比較すると次の通りです。
▢ 年度 ▢ 2020年度 2021年度
受験者平均点(四科) 46.1点 47.0点
受験者平均点(三科) 62.6点 62.1点
受験者平均点(全体) 51.9点 52.7点
合格者平均点(四科) 64.4点 61.6点
合格者平均点(三科) 75.1点 75.0点
合格者平均点(全体) 69.5点 67.8点
今年度は昨年度と平均点がほぼ同じで、差のつきやすいいい問題だったと思います。
今年度の入試問題のうち、東大寺学園中に合格するために絶対に取りたい1問と東大寺学園の姿勢がみられる渾身の一問を紹介します。
絶対に取りたい1問は【3】(3)です。
平行四辺形の面積の半分になる部分を見つけられるか勝負ですが、合格した生徒は簡単に見抜けている問題です。このレベルをすぐに見抜ける学力で東大寺学園中の入試は臨みたいですね。

東大寺学園中の姿勢がみられる渾身の一問は、【4】です。


東大寺学園中の入試問題を見ると、過去問にもない、全く新しい問題がよく出題されます。東大寺学園中としては、パターン化された解法で解ける問題以外に、受験生の持つ思考力、対応力を試す意図を持った問題を出題されているのだと思います。
2021年度は【4】がその問題にあたり、長さの変わる棒の移動に、多くの受験生は戸惑ったと思います。設問をよく読み、どうとらえればよいのかよく考えて解き進めなければならない問題です。方針を定めるには思考錯誤が必要です。
生徒の中に育まれた能力をしっかりと図ろうとする東大寺学園中の意図には共感するところが大きく、解法をパターン化させて入試を突破させようとする指導の在り方に一石を投じる問題です。
さすが東大寺学園中ですね。
【3】【4】の解答例です。

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