【2024年度灘中学校入学試験】地域別の志願者及び合格者について


2024年度の灘中学入試は、コロナ禍で関西以外からの受験生が大幅に減少した2021年度、2022年度の状況とは異なり、関東をはじめとする関西以外からの受験生が多く集まりました。2023年度も同じく関西以外からの受験生が多く集まったのですが、今年度は昨年度よりも関西勢の合格率がやや高くなった模様です。

<灘中学入試実施状況(過去6か年)>


2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 2023年度 2024年度
募集人員 180 180 180 180 180 180
志願者数 731 775 687 652 745 747
欠席者数 23 13 37 29 15 11
受験者数 708 762 650 623 730 736
合格者数 262 256 227 255 281 265
倍 率 4.06 4.31 3.82 3.62 4.14 4.15
実質倍率 2.7 2.98 2.86 2.44 2.6 2.78
入学者数 184 186 181 183 187

 

今年度の受験者数は、昨年度を6名上回り、736名と過去2番目の多さでした。一方、合格者数は、昨年よりも16名減少したことから、実質倍率は昨年度の2.6倍から2.78倍と跳ね上がり、2024年度の灘中学入試は、かなりの狭き門だったことがうかがえます。


地域別の志願者数及び合格者数について

<関東エリア>

2023年度 2024年度
志願者 合格者 合格率 志願者 合格者 合格率
東京都 92 47 51.1% 111 46 41.4%
神奈川県 37 15 40.5% 40 15 37.5%
埼玉県 24 12 50.0% 17 9 52.9%
千葉県 7 2 28.6% 5 2 40.0%
茨城県 2 1 50.0% 2 0
栃木県 1 1 100.0% 2 0
群馬県 2 0
163 78 47.9% 179 72 40.2%

 

関東エリアからの受験生は、今年度は昨年度よりも16名増加しました。特に東京からの受験生は19名増加し、関東の上位生が灘中学を受験することは、トレンドとなっていることがうかがえます。関東エリアの受験生の灘中合格率は、今年度は昨年度に比べ7.7%低下しましたが、それでもまだ関西エリアの受験生の合格率を0.1%上回っており、関東エリアが、全国で最も灘中学合格率が最も高いエリアに君臨しております。次年度も、関東勢遠征の勢いは衰えないものと思われます。


<関西エリア>

2023年度 2024年度
志願者 合格者 合格率 志願者 合格者 合格率
大阪府 171 52 30.4% 157 61 38.9%
兵庫県 163 75 46.0% 166 70 42.2%
京都府 32  13 40.6%  39  19 23.1%
奈良県 25 12 48.0% 20 8 40.0%
滋賀県 9 4 44.4% 8 2 25.0%
三重県 4 2 50.0% 3 1 33.3%
和歌山県  1  1 100.0%  ―
404 145 35.9% 354 142 40.1%

 

昨年度は、関東エリアからの受験生の合格率を10%以上下回った関西エリアの受験生ですが、今年度は挽回し、関西エリアの合格率は40%台を超え、関東エリアからの受験生の合格率とほぼ並びました。府県別でみると大阪府の受験生の健闘が目立つ結果となりました。関西は灘中学のお膝元であり、次年度こそは、関西エリアが合格率No.1の称号を奪還してもらいたいものです。

 

<東海エリア>

2023年度 2024年度
志願者 合格者 合格率 志願者 合格者 合格率
愛知県 65 18 27.7% 60 13 21.7%
岐阜県 6 1 16.7% 6 2 33.3%
71 19 26.8% 66 15 22.7%

 

愛知県、岐阜県からの受験生の合格率は、おおむね20%台で推移しております。そのため、今年度は昨年度よりも合格率は下がったものの、長期的に見て、ボックス圏を推移しています。

 

<中国エリア>

2023年度 2024年度
志願者 合格者 合格率 志願者 合格者 合格率
岡山県 19 4 21.1% 18 5 27.8%
広島県 13 4 30.8% 18 2 11.1%
山口県 3 1 33.3%
35 9 25.7% 36 7 19.4%

 

近年、合格者が増えてきたエリアです。今年度の7名の合格も人数的にはまずまずの結果ですが、広島県の受験生が苦戦したようです。

 

<九州エリア>

2023年度 2024年度
志願者 合格者 合格率 志願者 合格者 合格率
福岡県 25 5 20.0% 27 6 22.2%
佐賀県 3 0 3 0
長崎県 5 2 40.0% 1 1 100.0%
熊本県 5 1 20.0% 7 1 14.3%
大分県 5 0 4 1 25.0%
鹿児島県 5 2 40.0% 3 0
沖縄県 1 0
48 10 20.8% 46 9 19.6%

 

九州エリアからの受験生は、コロナ前は50名を超えていましたが、コロナ以降は、昨年度も今年度も50名を切っています。結果、合格者数は10名程度になっていますが、合格率は例年、20%前後と思われます。九州エリアは、毎年50名近くの受験生を送り出すエリアですから、引き続き動向に注目していきたいと思います。


全体を俯瞰して、2024年度入試は、関西エリアの受験生の合格率が昨年度よりも上がり、関東エリアをはじめ、関西以外のエリアからの受験生の合格率が軒並み下がりました。そのため灘中学の合格者数が16名減少したのでしょう。

次年度以降も、全国から多くの受験生を集める灘中学入試に注目していきたいと思います。


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